北海道へ行こう!

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雪に埋めて美味しさ倍増!「元祖」和寒越冬キャベツが収穫真っ最中!

おはようございます。最北の海鮮市場でございます。本日は、この冬の時期だけに収穫される「越冬キャベツ」を見に、和寒町に行ってまいりました!当店のある北海道旭川を出たときは、あいにくの曇りの天気でしたが、これから北へ約30kmの和寒町(わっさむちょう)はどうでしょうか。

あともう少しで和寒町というところで、急に快晴となり青空まで出てきました!

積雪が多い「和寒町」(わっさむちょう)

越冬キャベツを育てているのは、北海道の和寒町というところです。こちらは夏は暑く冬は極寒で、さらに積雪も多いんです。そのため、ここで収穫される農産物はとても甘くておいしいため、和寒町では、かぼちゃや、トマト、そして越冬キャベツと特産品が多いんです。

自然の力を生かした 「越冬キャベツ」は和寒町の登録商標です。

越冬野菜というのは皆さんご存じの通り雪に埋めて越冬させる野菜の事なのですが、「越冬キャベツ」というのは、この北海道和寒町の登録商標です。他の地域で収穫される越冬したキャベツは、雪の下キャベツなどと名前を変えて販売されていたりしますが、この和寒町の越冬キャベツこそが、歴史ある「元祖」越冬キャベツなのです。

ピンチはチャンス!1968年のキャベツ大暴落で偶然生まれる

50年以上も前に秋キャベツが大量に収穫された時期がありました。豊作は喜ばしいことなのですが、キャベツの収穫が間に合わず、さらに価格も大暴落してしまい収穫しても儲けが出ないなんて事もあり、収穫しきれなかったキャベツたちは畑に取り残されてしまいました。そして季節が変わり、雪が積もる冬になると一面雪景色となりキャベツは忘れられてしまいました。そして雪が溶けて春になると、畑に取り残されていたキャベツは、まだしっかりと緑色でみずみずしいままだったのです。試しに食べてみたところ、めちゃくちゃ甘い!という事で、越冬キャベツが誕生したのです。

実際に、収穫場所に行ってみましょう!

という事で前置きが長くなりましたが、さっそく越冬キャベツの収穫場所に行ってみましょう!・・・ってどこでしょうか・・・。一面、雪が続いています。農家さんに確認すると、ここからは車が入れないとのことで、歩いて登っていくとのことです。こっ、この道無き道を行くのでしょうか。

そこは大丈夫でした(笑)きちんと、道がありました。

雪道というのは、本当に疲れます(笑)しかし、ちょっと横を見てみるとこんな景色も。

きっと野生のキツネが歩いた跡でしょうか。こんな雪の中を歩きながらだと、どうしても自分と比べてしまうのですが、ここまでの距離を歩くのはすごいなーと思います。野生動物の足が細くて、たくましい理由がわかりますね。と登っていくと、ようやく見えてきました!

今年2020年は暖冬という事もあり、この雪の量は例年の半分以下とのことでした。早速、実際の作業を見せていただきましょう!

ショベルで、表面の雪を取り除いていきます。

手前にキャベツが見えると思うのですが、これだけの積雪がある和寒町ではすべて人間の手で雪を掘っていくと途方に暮れてしまうので、油圧式ショベルで、キャベツを傷つけない程度に表面の雪を取り除いていくのです。

この後は1玉、1玉手で掘っていきます。

ショベルで、雪を取り除いても、やっぱりある程度の雪がありますので、ここからは手で掘っていきます。

実際に、私も収穫させていただきました。

結構、農家さんがやると簡単そうなので、軽い気持ちで私もやってみてよいですか?と実際に収穫させていただきました。

まず手を入れて思ったのは、「温かい」!と思いました。雪の中って本当に温かいんです。この日の気温はマイナス10℃くらいでしょうか。その外から比べると雪の中って温かい!と思ってしまうほどの温度なんです。

雪の中は天然の貯蔵庫!

この越冬野菜の美味しくなる理由ともいえるのですが、雪の中というのは、一定の温度と湿度を保つ事ができて、さらにその温度は3℃くらいとのこと。ちょうど、野菜が凍らないギリギリの温度で、かつ湿度は90%とのこと。どうりでみずみずしいキャベツができるわけです。さらに、この3℃の低温でずっとキャベツを置いておくと、キャベツ自身が凍らないように、キャベツに含まれるたんぱく質を糖分に変えて、自分の身を守ろうとするために、越冬する事で甘みが増すのだそうです。

収穫できました!

収穫してみて思ったのは、「キャベツ、重たい」ということです(笑)1玉でも2㎏近くある巨大なキャベツなので、これを1玉1玉収穫するのはとても大変な作業だなと思いました。そして、どうしてもやりたくなってしまうのが・・・

味見させていただきました。

収穫したての越冬キャベツですので、やっぱり食べてみたいですよね。と、いう事でいただきました。めっちゃくちゃ、みずみずしいんですよね。そして噛めば噛むほど、甘くて美味しいんです。「あまーい!」と言うと、農家さんからカットしたものもいただいてしまいました!

めっちゃ美味しいです。

雪から掘り起こした途端に凍ってしまうことも・・・

この越冬キャベツは雪から掘り起こすととたんにキャベツが凍ってしまう事もあるそうです。雪の中は温かく、3℃~5℃ほどの温度なので、その中ではキャベツが凍らずにいられるギリギリの温度なのですが、いったん雪の外に出てしまうとそこはマイナス20℃以下という日もありますので、一気に凍ってしまう事も。しかし、キャベツ自身がとてもみずみずしく糖分があるため、完全には凍らずにある程度表面が凍っても、自然と解凍されて収穫できるとのことでした。私も食べている間にどんどんキャベツが凍ってきてびっくりしました。

越冬キャベツは、2度の収穫タイミングが決め手

越冬キャベツは、2度収穫をします。今回ご紹介したものは2回目の収穫なんです。では最初はいつかというと、1度目の収穫は雪が降る直前です。雪が降る直前までキャベツを大きく育てて、雪が降る前に根からキャベツを切り離します。そして、そのキャベツを土につけてしまうと腐りが早くなるため、マルチと呼ばれるシートを畑に広げて、その上に収穫したキャベツを並べていくのです。それから、天然の雪の貯蔵庫でじっくりと越冬していきます。

手間はかかるが、天然の美味しさならでは、食べられない味わいです。

そうやって苦労して収穫された越冬キャベツは、北海道の大自然の中ですくすくと育ったキャベツを北海道の冬の自然の恵みでさらに美味しくなっています。この農家さんたちは本当に大変な作業をされているのですが、その苦労がこの越冬キャベツの美味しさを作り出してくれています。

バリッとした食感とみずみずしさがたまりません。

まずは、やっぱりそのままでお召し上がりください。バリっとした食感やみずみずしさは言うまでもなく、噛んでいくとキャベツ本来の甘みが口いっぱいに広がります。

和寒の自然と農家さんの愛情が詰まった一玉です。

越冬野菜は各地で作られているので、わざわざ北海道の越冬野菜を取り寄せなくても・・・と思う方もいらっしゃると思いますが、北海道の大自然で生まれ育ったこの越冬キャベツは迫力も美味しさも超ド級です。自然の力ってすごいなーと思う一玉となっておりますので、よろしければぜひ食べてみてください!

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