北海道へ行こう!

北海道へ行こう!

北海道民なら知っている?「カンカイ」剥き方・食べ方レシピ

皆さん「カンカイ」はご存知ですか?

当店のスタッフもほとんどが北海道育ちですが、北海道民の40代以上ならほとんどの人が知っていて、若い世代には通用しないのがカンカイ。イメージはこんな感じでしょうか。

ぜひ、お近くにいる北海道民の方に「カンカイ」って知ってる?と聞いてみてください。知っているという回答の後に、「新聞紙」と「トンカチ」というと、きっと色々と昔の思い出を教えてくれること間違いなしです(笑)

そもそも「カンカイ」とは?

カンカイというのは「魚」です。別名「こまい」とも言われます。漢字で「氷下魚」と書いて「こまい」と呼びます。漢字のとおり、氷の下でも泳げるほど寒さに強い魚で、北海道でも道北地方の流氷が接岸するようなところを中心に水揚げされます。タラの仲間ですが、スケソウダラよりも小ぶりで、冬の季節ならではのお魚です。

淡白な白身ですが、傷みが早く季節のお魚で、一度に大量の水揚げがあるため、昔からカンカイは一夜干しや、そのほか乾燥珍味にすることで保存食としても楽しまれてきました。

カンカイと言えば、稚内の「大東」。

そして、この珍味。有名なのは稚内にある「大東食品」さんです。このマークを見るだけで「あーっ」となる人がほとんどだと思います。

いろいろな珍味が出ていますが、昔ながらのつくり方を守り続けている老舗なんです。珍味は保存ができるよう色々な添加物を入れたりという事もありますが、ほとんど昔のつくり方から変えずに、自然の味わいを楽しめるようになっております。添加物が少ないため一般的な珍味より賞味期限は短めで、全国のスーパーなどでは扱いづらく、地元の北海道での販売が主とのことです。

おおげさじゃありません。最強の硬さ

この珍味、とにかく「硬い」んです。カンカンカンカンと、釘でも打てそうな硬さなんです。それも、そのはず。一夜干しのこまいがコチラ。

こちらを一夜干しにするとこのようになります。ホクホクとした淡白な身ですが、独特の風味と旨みがあってとっても美味しいんです。

そして、大東さんが何度にも渡って乾燥させては、寝かせて熟成させ、さらに乾燥させてと繰り返して作ったものがコチラ。

見た目だけでも、かなり乾燥させて旨みを凝縮しているのがわかりますね。硬さの理由がおわかりいただけたかと思います。ガツンと打ち付けてもビクともしない硬さです。

子供の時に父が剥いてくれました。

北海道の冬に家族で食べていたのを思い出します。役割は、父が剥いてくれて、その間に母が一味マヨネーズを用意してくれて、子供の私は、早く~といいながら、一味マヨだけを少し舐めながら待ってました。この硬さの珍味。さすがに子供には難しいですし、母でもなかなか難しいので、やっぱり父の仕事になります。新聞をひいて、剥いていると昔の子供のころの思い出でなつかしい気持ちになります。

そんな北海道ならではの乾燥珍味。北海道民ならなつかしい味になるけれど、道外の方なら、この珍味を見た瞬間、こっこれは・・・どうやって食べるんだ。となるに違いありません。

そこで、今回は北海道民の北海道ならではの食べ方をご紹介します。

最初のウォーミングアップが肝心

まずは最初に必ず、新聞紙を準備してください。思ったよりもかなりカンカイを剥いたときに飛んでいく身は厄介です。

続いては、早く剥きたい気持ちをぐっとこらえてウォーミングアップです。これが実は一番のポイントです。この強敵「カンカイ」の必殺技ともいえるのが、「クネクネ」攻撃です。

「クネクネ」攻撃は、これでもかというほどお願いします。

このクネクネ攻撃。ポイントはカンカイの骨を絶対に折らないこと。

カンカイの中で、骨が折れてしまうと、なかなか身からはがせず厄介です。そのため、骨を折らずに、じっくりとクネクネとねじりながら、身とほねをはずしていきます。

結構、力を入れてグネグネとまげたり、ねじったりしていきます。

クネクネ後は、皮をはぎます。

そして、皮をはいでいきます。個人的にはここは一気にきれいにはがれるととてつもない快感です。一番大好きな作業かもしれません。

皮と身の分かれ目の、端っこを少しめくり、そこから一気にはがします。

きれいにはがれたときはとっても気持ちがいいです!

ビリッっと皮がとれていきます。

ここが分かれ目。骨と身をはずします

そして、皮がはぎ終わったら、骨と身をはずしていくのですが、ここが一番のポイント。先ほどのクネクネ攻撃がきいているか否かがわかります。

骨を中心して、魚を開いていくような形です。ここでクネクネ攻撃が上手くできていると、このようにパカッと裂けるのです。

クネクネ攻撃が上手にできているときれいな一夜干しのような開きになるんです。ここは北海道のお父さんの腕の見せ所でもあります。

開き終わったら、続いて身についた骨をとっていきます。

ここまできたら、後は裂くだけ。

きれいに身をはずしたら、あとはお好きな大きさにさいてお召し上がりください。

できました!

結構剥いてみると、難しいですが、できるようになると得意気に披露したくなっちゃいます。子供のときに父がむいてくれたそばから食べてしまって、怒られてましたが、その気持ち、今ならわかります(笑)

おススメは一味マヨに醤油プラス!

そして、食べ方です。そのまま食べても十分美味しいです。噛めば噛むほどに旨みがあふれてビールが進みます。

ですが、北海道流はコチラ。一味マヨです!

もう最高です。これに醤油をさらに垂らすと、これであなたも北海道マスターです。

これが最強に強くて硬い「カンカイ」です。北海道民の皆さん、久しぶりに剥いてみませんか(笑)昔ながらの北海道の味です。ぜひ、食べたことない方もこの最強の硬さに挑戦してみませんか。

>>稚内産「大東のカンカイ」

Return Top