北海道へ行こう!

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真っ黄色の夏カラー!日本一のひまわり畑が広がる「北竜町」

夏の花、と言われたら何を思い浮かべますか?

小学校の時みんなで育てたアサガオや、沖縄の象徴ハイビスカスなど、夏を代表する花はたくさんあると思いますが、やはり「ひまわり」を忘れることはできないでしょう。

そんな夏を象徴する花であるひまわりが咲き乱れる地が北海道にあるんです。
その数150万本。規模としてはおそらく日本一でしょう。

今回は「ひまわりの里」北竜町で黄色のじゅうたんを体験してきます。

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北竜町のひまわり

北竜町は、旭川から西に約50㎞ほどのところにある人口約2000人の小さな町です。ですが、ひまわりの作付面積は日本最大規模であり、ひまわりを中心とした町づくりを行っているんです。町のあちこちにひまわりをかたどったオブジェがあり、いたる所でひまわりの色「黄色」に塗られたスポットが点在しています。高速道路のインターチェンジの名前もひまわりが付いているくらいなんです。

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ここ北竜町のひまわりの歴史は、1979年にまで遡ります。当時の北竜農協職員さんが、研修で訪問した旧ユーゴスラビアのひまわり畑に感動したのをきっかけに始まったと言われているんです。ここまでたくさんのひまわり畑があるのも、地元の方々の協力と努力があったからこそ。今ではその名は北海道以外にも知れ渡るようになりました。

7月の中旬から約1ヶ月にわたって開催される「ひまわりまつり」は、休日ともなると多くの方が訪れます。北竜町には「ひまわりの里」と呼ばれる場所があり、その広さはなんと23ha(ヘクタール)にもなります。23haは東京ドーム換算で約5個分。とても広い敷地なんです。見頃は8月の上旬、これを逃す手はありません。

では、さっそく「ひまわりの里」に入ってみることにしましょう。

実はたくさんの種類があるひまわり

ひまわりの里に入って最初に目に入ってくるのは、世界のひまわりコーナーです。

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実は、「ひまわり」と一言でいってもたくさんの種類があるそうです。

原産国は北アメリカで、菊の仲間(キク科)なんだそうです。
その種類は世界中で100種類以上あり、中にはひまわりっぽくないものもあって楽しいんです。ここひまわりの里にもそんなたくさんの種類が植えられていました。

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ヨーロッパでよく見られる花びらが小さく細いものや、

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ロシアの大きな丈のもの(その大きさ2m以上、花の大きさ25㎝以上!)や、

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小ぶりですが美しいグラデーションになっているものなどたくさん!

この種類を1つずつ見てまわるだけでも結構な時間が経ってしまいました。みなさんはどのひまわりがお好きですか?好みの種類を見つけてみる、なんていう楽しみ方もひまわりにはあるんですね!

いよいよ日本一のひまわり畑へ!

さて、世界のひまわりで楽しんだあとは、いよいよ日本一のひまわり畑に向かいましょう!

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敷地内は広いので、こんなステキなひまわり色のレンタル自転車も用意されていますよ。ひまわり畑の中、風を切って走ったらさぞかし気持ちよいでしょうねー。

しばらく歩くと、すぐに黄色のじゅうたんが飛び込んで来ますが、その全貌をよく見られるスポット発見です。

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ちゃんと展望台が用意されています。さっそく登って見ることにしましょう。

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おおお!

すごい絶景です!遠くの方まで咲き乱れるひまわりがまさにじゅうたんのよう。花の黄色とはっぱの緑、そして種の部分の茶色が青空と絶妙なコントラストを作ってくれています。

うーん、まさに夏の絵です!

よく見るとわかるのですが、ひまわりは同じ方向を向いています。そして、意外なことに太陽に背を向けてしまっています。ひまわりというと、太陽に顔を向けているイメージがありますが、どうしたんでしょう??

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名前の由来どおりひまわりは太陽の動きにつれて動くのですが、これは成長が盛んな若い時期だけ。若いヒマワリの茎の上部の葉は太陽に向かって朝には東を、夕方には西を向くんです。でも花が開く頃には成長が止まり、この太陽を追う動きもなくなります。でも、太陽は追わなくなりますが、朝に向けて東を向きなおす動きは残るんだそう。

東を向いたまま太陽を追わないので、みんな東=同じ方向を向きます。面白い習性のおかげで、同じ方向を向いたひまわり畑の特徴になるんですね。

太陽とひまわり!

ひまわりは夏の花。夏の季語になっているくらいです。そして、太陽に向かうその性質からつけられた花言葉は「私はあなただけを見つめる」なんともロマンチックです。

だから、突き抜けるような空と太陽がとっても似合います。

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そして、園内にはひまわり畑をぐるりとまわってくれる 遊覧車「ひまわり号」も走っています。
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ひまわりの里1周を約15分かけてのんびりと走ります。定員は約10名で、トラクターが一生懸命引っ張っています。走行中は車内に、北竜町やひまわりについて説明ガイドが流れるのでちょっと勉強にもなりますよ。このひまわり号、大人500円、こども300円で乗ることができます。お客様が集まると随時出発、というユルさもなんとも言えずいいですね!

暑くなったらやっぱり!

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真っ黄色の大地を歩いていると、やはり暑い!

ひまわりの里には、基本的に日陰がありません……
このため、よく晴れた日には紫外線対策や熱中症対策などが必要です。ムリせず休むことも忘れないで下さいね。

そんなお休みの際にはやっぱりコレ!
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ひまわりソフトクリームです。

ひまわりの種は、食用したり油の原料として使用されますが、その種を細かくすりつぶしたものが入っています。つぶつぶがわかりますね!これがなんとも香ばしくっておいしいんです。まるで煎ったアーモンドのよう。

暑さとそのおいしさのために、あっという間に食べちゃいました♪

さて、いかがだったでしょうか?日本一の北竜町のひまわり畑。

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やっぱりひまわりの黄色を見ると、夏!って感じがします。そして、なんといっても元気をくれる不思議な花ですね。すくすくと育ったひまわりを見ると、なんだかうれしくなってしまいます。

圧倒的なひまわりのパワーをもらって、元気になって帰って行く方もたくさんいたことでしょう。
北海道のひまわりは、8月の下旬でシーズンを終えてしまいますが、また来シーズンも来たいと思わせてくれるすばらしい場所でした。

来年の夏も、また元気をもらいに。
みなさんもぜひいかがですか??

★今日ご紹介の場所(ポイントをクリックすると場所が表示されます)

 

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