北海道へ行こう!

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日本一寒い町を体験!極寒の陸別(りくべつ)町で「しばれ」る〜♪

日本は四季がハッキリした国。
春には満開の桜、夏には高い青空、秋には木々の紅葉、冬には雪や霜などその季節ごとの特徴があって、いつどこに出かけても楽しませてくれます。もちろん北海道も例外ではありません。特に冬は厳しく、雪は半年間もの間降り続ける場合もありますが、北海道だけでしか見られないものもたくさんあります。

本日はそんな北海道でも1番寒い、だからこそ日本で1番寒い町、陸別(りくべつ)町を紹介します。

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陸別町ってどこ?どんな街?

陸別町は、道東の足寄(あしょろ)郡にある人口2500人ほどの小さな町。
周りを山に囲まれた典型的な盆地気候で、寒暖の差が非常に激しいのが特徴です。北海道にはこういった盆地気候の街が他にもあります。旭川がある上川盆地、富良野盆地、北見盆地など、冬の寒さが厳しい所がたくさんあるのですが、なぜこの陸別町が1番寒いのかすごく気になる部分でもあります。

陸別町が冷える理由としては、放射冷却と盆地冷却の2つが重なり合うことが基本としてあります。山からの冷たい空気が流れ込んで溜まるのと同時に、さらに大気熱が奪われるんですね。陸別町の資料にこんなことが書いてありました。

■陸別町が寒い理由

  • 盆地状地形→盆地が狭く、山が狭まるところで特に冷気が溜まりやすい
  • ゆるい傾斜の平野部→冷気が溜まりきらず適度に流れる場所がある
  • 牧草地・畑が多い→木が無いと温度が低く薄い冷気が形成される
  • 乾燥している→北海道の中央山脈を越してきた大気は乾燥し、放射冷却の度合いが強い
  • 分水嶺に属する→位置的に太平洋とオホーツク海の分水嶺にあり冷気が街の両側を流れる
  • 霜ザラメ雪の発達→熱伝導率の低いザラメ雪のため、地中からの熱流が抑えられる

こんな複雑な条件が重なりあい、この日本一寒い町が生まれているんですね。

寒い町のアツい施設を見学

そんな陸別町は、なんと稀にオーロラが観測できる町なんです。
だから気温観測と併せてそういった施設にとてもアツく力を入れています。

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陸別町を囲む山の頂上にある「銀河の森天文台」にやって来ました。
ここは、オーロラの観測や星の観測に力を入れている施設で、もちろん誰でも見学可能です。

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中に入ると、様々な星やオーロラの観測記録が写真と共に展示されていて、好きな方にとってはとてもアツい施設。大きなスクリーンもあって、現時点でのオーロラの様子や星の様子もそこに映し出されていることがあります。施設内には簡易的なプラネタリウムもあって、オーロラの様子を見ることもできます。
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また、2階には、名古屋大学太陽地球環境研究所の「陸別観測所」と国立環境研究所の「陸別成層圏総合観測室」があり、主に大気やオーロラの研究を行っています。

そしてこの施設の目玉、大型望遠鏡の「りくり」でその時期見頃の惑星や月、更に遥か彼方の星雲や星団、銀河などさまざまな天体を見ることができます。また、昼間でも晴れていれば明るい恒星を見ることができるんです。

この望遠鏡の直径は115㎝。月だったらクレーターの様子までハッキリ見ることができます。そして遠くオリオン座やおおいぬ座など、冬を代表する星座の星たちを見ることができます。遠い星に思いを馳せながら覗く望遠鏡はまた格別ですよ。

陸別のほかのお楽しみ

また、鉄道ファンにはたまらないと思えるのが陸別駅です。
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もともと国鉄の駅でしたが、その後第3セクターに転換され、後に廃止になったのですが、現在では「ふるさと銀河線りくべつ鉄道」の駅、そして道の駅として存在しています。

ここの目玉は実際の列車を運転体験できること。ディーゼルの列車を実際に運転できるんですね。日本にはこういった施設はなかなかないので、大変に貴重です。

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私もちょっとチャレンジ……と思ったのですが、残念ながら冬期はオヤスミとのこと。
でもその代わり、こんな雪かき専用車(ラッセル車)が止まっていました。奥の方に見える車両が実際に運転できる車両とのことですので、夏に再度チャレンジ!したいところです。

「しばれ」を目で確かめよう。

先ほどから、「しばれ」という表現をしていますが、これは北海道・東北の方言で「ひどく寒い」ことを意味しています。ここ陸別駅には、そんな「しばれ」を見ることができる温度計が設置されていました。

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ここの電光掲示板にも「日本一寒い町」の文字が!

この時の気温は−6℃。
日本一寒い町にしては物足りませんか?いえ、今はまだお昼過ぎ、ということをお忘れなく。1日のうちでもっとも気温が上がるこの時間帯に−6℃はやはり「しばれ」ている、というべきでしょう。

陸別町のホームページを見てみると、今シーズンの最低気温記録は−28.2℃。時には−35℃を下回ることもある、というのですからまさに「日本一寒い町」なんですね。

北海道に暮らしていて、寒さにはある程度慣れてはいるものの、さすがに−20℃を超えると「しばれる〜」と叫びたくなってきちゃいます。
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そんな寒さだから、近くを流れる利別(としべつ)川も凍ってました!
川が凍る。。。なかなか見られる光景ではありませんね。

今回やって来た陸別町は、小さな町ですが見どころたくさんでした!

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ちょうどこの日は「しばれフェスティバル」というお祭りもやっていて、寒さ自慢が集まっていました。人間耐寒テスト(もちろん暖房なしで夜を越す)など、聞いただけで寒くなるイベント盛りだくさん、積極的に寒さを「売り」にしていてましたよ!

この日、日本一寒い町で見たのは寒さに打ち勝ち、それを強みにする「アツい」想い。
そんな「寒くて熱い町」に、ぜひみなさんも足を伸ばしてみてはいかがですか?

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