北海道へ行こう!

北海道へ行こう!

美瑛の夕方散歩。観光シーズン直前の美瑛を3時間で楽しむ♪

「北海道の春は遅い」

おそらくこれは皆さんもご存じだと思います。
北海道は4月になってもまだまだ雪が降りますし、5月でも霜が降りる地域があります。でもようやく北海道の各地でも新緑の季節となり、色鮮やかな季節になってきました。

まだオフシーズンのため、土日でも空いている美瑛。今なら午後から3時間でもぐるっと全部見てまわれますよ!北海道らしい風景をお伝えしますね!
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冬の様子はこちらをご覧ください! ↓↓

寒いからこそ価値がある!冬の美瑛の魅力を紹介

寒いからこそ価値がある!冬の美瑛の魅力を紹介

美瑛は、北海道上川地方のほぼ中央に位置しています。今回は、美瑛の冬の姿を撮影してきました。なかなか冬に訪れる機会が少ないと思いますので、ぜひ観光気分でご覧になってください。

美瑛定番スポットめぐりスタート!

冬の美瑛をお伝えして以来となりますが、雪がとけてなくなって、印象ががらっと変わりました。実は5月から6月にかけてが一番のオススメ季節でもあるんです。美瑛や富良野は盆地地帯なので、夏になると意外に暑いですし、なにより混み合ったりします…

ちょっと薄曇りの陽気でしたが、気持ちのいい風にあたりながら定番スポットの様子を見てきました。
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まずはマイルドセブンの丘。

雪に閉ざされていた冬とはずいぶん様子が異なります。
この一帯はジャガイモや小麦が植えられています。夏にはジャガイモの真っ白な花が満開になってとてもキレイなんですよ。小麦はずいぶんと葉っぱも伸びてきていて、陽に当たってキラキラと輝いていました。このマイルドセブンの丘の木はもともと防風林。きっとこの農作物も、木に守られてすくすくと育ってくれますね!
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冬の間は雪深くて通行できない丘の横に来てみました。

ここはまだまだ芽が小さかったんですが、美瑛ではいろんな農作物を畑ごとに分けて作っています。農家さんで植える日にちを変えているんですね。このため、秋にはいろいろな色の畑ができあがり、その丘の形状と共に美瑛の特徴にもなっています。
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ほら、こっちの畑はまだ芽も出ていません。

こちらはジャガイモ畑のようですね。
もちろん、もう種芋は植えられているようで、あとは芽が出てくるのを待つだけのようです。
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美瑛では何気ない景色ですが、なんか絵になっちゃいますねー!
まだまだ遠くの大雪山系の山々には頂上付近に雪が残り、新緑と大地の色のバランスが5月ならではです。季節の変わり目ごとに色が全く異なっていくのも美瑛の素晴らしいところです。
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クリスマスツリーの木周辺もジャガイモ畑ですが、この一帯はちょっと芽が出ていました。
ちょこっとずつこんなふうに差を感じながら見てまわるのも楽しいかもしれません。

ひゅーんとジェットコースター!!

美瑛にはジェットコースターがあります。
「えっ?」と思われた方はぜひ行ってみてください。
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ここ美瑛は丘の町。起伏が非常に豊かで土地の変化に富んでいるんです。この丘陵地帯は、十勝岳の活動が原因でできたと言われています。

噴火を繰り返してきた十勝岳は、溶岩を噴出したり火山灰をこの地域に降り積もらせました。さらに小さな河川に浸食されたりした結果、このように非常に起伏が激しい土地ができあがりました。

数十メートル単位での丘は珍しくなく、それに沿っている道路や線路も非常に起伏に富む作りになっています。代表的なスポットはココ。「美馬牛(びばうし)」というJRの駅からほど近い「西11線」という農道。幾重にも折り重なる丘を一気に直線でつなぐこの道は、その様子から「ジェットコースターの路」と呼ばれ、全長5km弱の直線は標高差なんと約80m!

景色がとても良いので、楽しみながらドライブをしてみてください。
登りはエンジンがうんうんとうなり、下りは一気にスピードが乗ってしまいます。途中には、信号のない交差点や一時停止の場所もありますので、くれぐれもスピードの出し過ぎには注意してくださいね! 写真撮影の際も、周囲に気を付けて。DSC5523

同様に付近を走るJRもこんなに起伏が激しくなっています。ここは、先ほどの美馬牛(びばうし)の駅と美瑛の駅の中間地点。ここはすり鉢状になっていて、新緑の中、急なアップダウンを走り抜けていくローカル線を見ることができるスポットです。

この坂は北海道でも有数の急勾配。
夏には、旭川の駅から富良野の駅までノロッコ列車が運行されるんです。ラベンダーの季節には、風を感じながらのんびりこの急勾配を行くのもいいですね! きっと車では味わえない思い出になると思います。

美瑛の丘は様々な色と景色が楽しめるとても楽しいところです。この時期は、レンタル自転車、なんていう手もあるので、皆さんオリジナルの楽しみ方を考えてみてくださいね!

青い池の秘密を見にさらに奥へ!

青い池にも寄ってみました。
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春先の青い池は、雪解け水の影響や雨の影響を受けてあまりキレイな「青い池」になってないことが多いんです。この日もちょっと濁っている部分はありましたが、それでも「青い池」を見せてくれました。

この青い池は、もちろん人工の色ではなく自然の色。
この付近の湧き水には水酸化アルミニウムなどの白色になる微粒子が含まれているそうです。近くを流れる美瑛川の水と湧き水が混ざることによって、水中に差し込んだ太陽光の透過と微粒子の衝突散乱が原因でこの色になるそうです。

その混じり合うポイント、秘密がもうちょっと上流にあるんです。
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その場所は、青い池から車で5分程度の場所にある「しらひげの滝」と呼ばれる場所。

ここで湧き水と美瑛川が混じりあります。
ほら、川の水が青くなってますよね!!

まさに自然の神秘を体験する場所なのでした。

美瑛の夕陽を見て帰路につく

美瑛は夕焼けスポットがたくさん。

先ほどのマイルドセブンの丘もキレイですが、初夏の時期はセブンスターの木近辺がオススメです。
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静かに暮れていく様子は、時間を忘れてしまいますね!

このあたりは小高い丘になっているので、山の向こうに沈んで行く太陽を俯瞰できます。
キラキラと小麦の葉が輝き、とっても美しかったです!
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いかがでしたか???
初夏の定番の美瑛のスポット。
オフシーズンであれば混雑することなくスムーズに、それこそ3時間でも全部見ることができますよ。
(ハイシーズンの7月8月は、土日を中心に大混雑しちゃったりします…)

季節によって様々な姿を見せてくれる美瑛ですので、またこの「北海道へ行こう!」で定期的にお伝えして行こうと思っています。

ぜひ次回をお楽しみに!

★今日ご紹介の場所(ポイントをクリックすると場所が表示されます)

 

最後にひとつお願いです。
美瑛のスポットの大部分は農家さんの大切な畑や所有物です。畑の中に入ったり迷惑のかかることのないようにしましょう!北海道のおいしい食や自然を守るためにも、なにより農家さんの生活を守るために皆様のご協力をお願いいたします。

 

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